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【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】
[137]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2009/08/27(木) 00:31:25 ID:???
紫「おおよそ察しはつきますが、何かしら?」
萃香「霊夢の真似事させて遊ぶ腹積もりにしてもさ。……どうして光を選んだの?」
紫「酷いわねぇそれじゃ私が松山君をもて遊んでるみたいよ?」
峻烈な問いにも、余裕たっぷりの胡散臭い態度な紫は、否定も肯定もせず笑うだけ。
悪酔いしてきたみたいな顔になってきた萃香が段々両目を釣り上げる。
紫「どうして選んだかって? 別に……とくに意味はないわ」
私の方には、と紫は加えて
紫「もともと私は、凡人の彼になど何ら興味もなかった。いうならばドイツの天才少年にあった。
まぁどちらにせよ、何をしてもやっても、私は私の思惑に沿って動く外来の子供に関心など持たないわ」
萃香「いい加減にしなよ紫。ずばり答えたらどうなんだい?」
ダンと酒瓶を叩きつけるようにして、萃香がかなり切れた表情をする。
藍達や、萃香のなじみの妖怪達も、一触即発の様相を呈してきたのに恐々としはじめた。
紫は風に流れた金糸の髪を、そっと撫でて答えた。
紫「ようするに思いつきの戯れね。魔法の森へ飛ばして野垂れ死にしてもそれはそれで面白いかという程度。
だけど彼はその中で、演算で予測し得た可能性の中で、最も有り得ない可能性を見せたのよ」
萃香「わかった。もういい」
紫「元がどうしようもなく凡庸でも、計算を覆すイレギュラーなら、本当にやっちゃうかもしれないわねぇ」
その言葉にぶすったれた顔して、萃香は相槌を打たずに黙り込んだ。
紫もただ沈黙して、奪った幽々子から、ボールを受け取った松山に視線を傾ける。
紫「(今後も楽しませてちょうだい松山光。願わくば誰もが果たせないことを成して……ね)」
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0ch BBS 2007-01-24