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【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】
[234]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2009/09/01(火) 23:03:34 ID:???
鈴仙「し、師匠。あの、えっと、その、これはっ……これはその……」
しどろもどろに弁明しようとするが、上手くまとめられないようで、鈴仙は沈黙した。
永琳はしばらく、袋小路から背を向け、逃げてきた弟子の兎の迷い憂いの俯き顔を見つめて……
叱咤するでも、鼓舞するでもなく、静穏に語った。
永琳「うどんげ。……咲夜と勝負してきなさい」
鈴仙が、ここまでやってきた師のもたらした、予期せぬ言葉に顔を上げる。
目が合うと……師・八意永琳の瞳は、潮汐に作用する月の引力のように、目を離さなくさせた。
永琳「妹紅でもいい。イーグルスに力を尽くせないなら、個人で挑んでくるといいわ」
鈴仙「え……でもっ」
永琳「私はそんなうどんげを見たいわ。こんなところで膝を抱えてる姿よりも、ずっとね」
鈴仙「……」
優しい言葉はそこまでだった。
その後は、もう傍で聞くだけで、生まれてきてごめんなさいっと謝りたくなるような壮烈な説教が続いた。
夏場の乾いた石ころみたいになって、霊夢に引き渡されては引きずられるなど、散々な目にあったが……
それらを経て、鈴仙を苛んでいた迷いは、少なくともプレーに影響が出る程ではなくなっていた。
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〜回想終了〜
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0ch BBS 2007-01-24