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【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】
[51]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2009/08/23(日) 22:34:06 ID:???
その頃。
メンバーのいる控え室を抜け出した霊夢は一人歩いていた。
霊夢「ん〜黙って出てきちゃったけど……魔理沙には教えたし大丈夫ねきっと」
そっと出ていくつもりが、目敏く見つけてきた魔理沙にだけ、医務室へ行くと簡潔に述べて
霊夢は、少しばかり痛めた左手をぷらんとさせながら、スタジアムの通路を歩いていた。
霊夢「にしても。あいた〜……あの金髪赤服、どんなキック力してんのよ」
ぶつくさ悪態をつきながら、足取りはしっかり真っ直ぐスタジアムの医務室へ向かう。
いつもの巫女ならば、この程度の怪我なら誰かに見せたりしない。人の心配など面倒だからだ。
無理に治療をしなくとも、巫女には神霊の加護がある。大抵の怪我は自然回復を待つところだが……
霊夢「(試合中、だもんね……でも別に勝ってもうちの神社が信仰得られるわけじゃないのか)」
いっそのことこのまま神社に帰ってしまおうかなんて考え付いたりした。が。
真剣に参加してるメンバー……とくに紅魔館と因縁抱えてるのがバレバレの友人・魔理沙の顔を浮かべる。
次に浮かべたのは松山の困り顔だ。続けてにとりの顔も浮かべて、気持ちをもてあますように吐息をつく。
霊夢「やれやれ……しんどいわ」
そう吐露しながら前を向くと、医務室の扉が見えてきた。
だが……何だか様子がおかしい。霊夢の感覚に引っかかったのは、中から伝わる強い妖怪の気配だった。
妖気の容を言語化するなら、素直さ、無邪気さ。その奥に隠された永い孤独……見当はすぐついた。
霊夢「この気配、アレね……まったくしんどいわ」
左腕がこの状態では回れ右したかったが、そうもいかず霊夢は医務室の扉を開けた。
中ではやはりというべきか、紅魔館のメイド達が青ざめた顔で医務室の中でおたおたしている。
そんな妖精メイド達をてきとーにしばき退かせてから、問題の妖怪が横たわるベッドの前に進むと……?
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0ch BBS 2007-01-24