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1- レス

【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】


[588]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/09/14(月) 23:12:08 ID:???

パチュリーの短いボール出しにタイミングを合わせて……
ポブルセンから見て壁の右側のレティ、カペロマンごと吹き飛ばさんと、足を振り上げる。

ポブルセン「いつまでも……いつまでも調子に乗ってるんじゃねェ!!」

変わらぬ蛮言だが、今までより気勢が殺がれてる節がある。ポブルセン也に窮状に気付いてるのかもしれない。
それを掻き消すように必殺の弾丸シュートを放とうとするが……脚は空しく空を切った。

ポブルセン「あ……れ」

ボールが消えた。
真っ直ぐの軌跡でゴール左側ネットにぶち込む筈が、フッと消えた。
気配も前触れない矢先のボールの消失に、ポブルセンの顔が蒼褪める。

幽々子「足元がお留守になってますよ〜。ひゅ〜どろどろどろ〜」

またもや気配を隠してで……取り憑くみたいに忍び寄っていた幽々子が可笑しげに笑っている。
それ見て笑うのがもう一人いた。
ラインの外で逆転を願ってたレミリアが――狂ったような笑い声を上げた。

レミリア「ア……アハハハハッ!! なんて様よ信じられないわ!?
      腸が真紅に茹で上がってしまいそう! このスカーレット・デビルともあろう者が……
      あんな口先ばっかの人間の男を頼みにして我が物顔に振舞わせてたなんて!」

実妹を彷彿とさせる狂気じみた笑いを続けるレミリアに、介抱してたメイド達や医療スタッフが揃って怯える。
永琳だけはさしたる変化も見せず黙ってみてたが、外来の少年の幻想郷での安寧が永遠に失われた事は解った。
悪魔の契約がいつまでなのか判然としないが、それが終了した時に備えて静かに、心の中で十字を切った。
ピッチの外でポブルセンにいよいよ赤信号が……てところで、審判の測ったロスタイムの時間は……?



0ch BBS 2007-01-24