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【さらば】キャプテン松山14【イーグルス】


[58]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/08/23(日) 23:23:28 ID:???

険悪な態度取られても、ころり柔和に受け流した彼女は、すぐさま霊夢が医務室迄やってきた理由も察知した。
立ち上がり、メイド達には、フランドールが気がつくのは一時間ほどかかると告げて安心させて……
永琳はそのまんま机の前まで移動して、憮然とした様子の霊夢を手招きした。

永琳「そんな顔してないでちょうだい。私のいる医務室で暴れるなんて、誰にも許可しないから。
   霊夢も妖怪退治に来たんじゃなく、その左手を診てほしいんでしょう?」
霊夢「……」

渋々と、重たい足取りで近づいて、霊夢は無言で患者用の椅子に座ると、永琳に怪我した腕を差し出した。

永琳「筋を痛めてるわね。薬を塗布するけど……」
霊夢「前置きはいいわ。試合に出られるようになれればそれでいいから」

永琳は、やれやれといった顔で、霊夢に治療の他に痛み止めも施した。
即効で痛みが消えたのに、霊夢が不思議そうに左手を振ったり揉んだりする。
やんわりとそれを控えさせて、永琳は医者の務めで助言しようとするが。

永琳「それで試合中は問題なくプレーできるわ。でもその原因となったシュートは……」
霊夢「ありがと。御代は後でちゃんと払うわ。それじゃね」

治療さえしてもらえれば用はないと、霊夢はさっさと医務室を出てしまう。
余りに素っ気無い態度だが、フランと紅白の巫女が鉢合わせる事態で、これで済めば御の字と永琳は思った。

永琳「(それにしても。医務室まで来て、怪我を押してまで出場なんて可愛いところもあるのね)」

ちょっと霊夢への見る目を変えた永琳はそこで、ふと覚えのある気配を感じ取った。
感心した表情から一転、やれやれと一気に老け込んだ溜息を吐いて、椅子から立ち上がり医務室を後にした。


*霊夢の痺れペナルティが消滅しました。
*天才が動き出しました。何に動き出したかは内緒。



0ch BBS 2007-01-24