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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】


[139]TSUBASA DUNK:2009/09/04(金) 09:50:46 ID:DDEwITeo
両チームのメンバーがコートに入ってくる。次に試合の入っている翔陽、湘北のメンバーも
観客席から見守る。

花形「陵南は雰囲気がいいな。適度に緊張しているが、十分リラックスできているようだ」

長谷川「俺たちとの試合の時より調子がいいかもな」

藤真「逆に海南は全員表情が固いな。ここまで数年、県大会で黒星がつくなんてなかったからか?
   意外と打たれ弱いのかもしれん」

翔陽のメンバーの分析どおり、両チームの雰囲気は対照的だった。胸を張ってコートに入場した
陵南に対し、海南の選手たちはうつむいたまま入ってきた。

魚住「牧、神奈川bPの看板は今年限りで下ろしてもらう」

陵南のキャプテン、魚住が海南のキャプテンである牧に向かって言う。

牧「そんなもの、すでに下ろしちまってるさ。先週の内にな」

湘北に負けた以上は神奈川bPではない、牧の言葉に海南の選手たちはさらに下を向く。

魚住(大丈夫か、コイツら。こんな状態で本当に試合が出来るのか!?)

敵である魚住が思わず心配するほど、海南のメンバーの精神状態は良くなかった。

牧「心配するな、魚住。試合が始まれば変わるさ。俺たちにはバスケしかないんだ」

魚住「ああ……(そうあってほしいものだ)」


0ch BBS 2007-01-24