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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】


[297]TSUBASA DUNK:2009/09/16(水) 17:31:55 ID:???
その経験が、こうして県大会決勝に進んできた熱海温泉高校サッカー部の原点だった。

翼(大学生になったガメラ先輩も彼女を連れて応援に来るって言ってたっけ)

大学のサッカー部で数合わせに出してもらった練習試合。得意のシュートで点と彼女を同時に
ゲットしたんだぜと翼に電話してきたのは高校を卒業して間もないゴールデンウィークの少し前
のことだった。それから1年以上になるが、何かある度にガメラは翼に電話をしてきた。

翼(サッカーのことだけならまだしも、彼女の相談とかしてくるのはなぁ。半分はノロケだし)

客席に目をやる。さすがにどこに誰が座っているかまでは分からないが、多くの先輩たちが
会場にきていることだろう。感傷的になりそうなのを振り切り、翼はGKに声をかける。

翼「一之瀬、試合が再開したらいつもどおり自陣でボールをキープして、新田にロングパスを
  出す。キックは任せたからな」

この一之瀬は翼と同じ3年生である。昔はフィールドプレーヤーで、ロングシュートの練習
ばかりしていた。ノーコンだったが、翼がしつこくフォームを矯正したおかげで今では正確な
ロングパスを出すことが出来るようになった。キーパーとしてはイマイチではあったが、翼が
最後列でブロックして、そのボールを一之瀬がクリアーすることで普通のチームのキーパーと
スイーパーの役割を担っていた。

一之瀬「おう、任せてくれよ。それから……」

翼「ああ、チャンスがあったら挑戦してもいいよ」


0ch BBS 2007-01-24