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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】


[315]TSUBASA DUNK:2009/09/17(木) 00:54:41 ID:???
中学時代から尊敬する2人の先輩に励まされ、一条はようやく立ち上がる。

一条「くっそー。次はこうはいかないからな、新田……って、あれ?」

自分が起き上がるのを待っているかと思っていた新田は、すでに南葛ゴール前にはいなかった。

中山「新田ならゴールが決まった瞬間、ものすごいスピードで戻っていったぜ」

苦笑しながら中山は熱海温泉高校のゴール前を指差す。そこには翼に跳びついて喜ぶ新田の
姿があった。

新田「やったぜ、翼さん!見てくれましたか、俺のシュート!?」

翼「ああ、見たよ。最高のシュートだった」

新田「いつか、森崎さんからもこのシュートでゴールを奪ってみせますよ!」

翼「うん、頼むよ。ほら、そろそろ試合が再開するぞ。早く前に戻れ」

無理矢理に新田を引き離すと、手であっちに行けと指示する。「はぁい」と気の抜けた返事を
して新田はセンターサークルの手前まで走っていった。そのすぐ奥では岬が嬉しそうな顔で
翼の方を見つめている。

岬(楽しいよ、翼くん。本気で僕たちに勝つつもりなんだね。でも、一度見せたプレーはもう
  通用しないよ。次はどんな奇策を見せてくれるんだい?どんな作戦も全力で叩きつぶして
  あげるよ)

ようやく南葛高校の選手たちは翼を、熱海温泉高校を敵として認めたところだった。

***
次の機会に続く。そして、今日はここまでです。


0ch BBS 2007-01-24