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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】


[722]TSUBASA DUNK:2009/10/05(月) 23:36:58 ID:cztpNDCA
仙道と向かい合う館嶋。

館嶋「ふう……(会場はどうせ仙道の勝利を確信してるんだろうな)」

もう一度、ふうと大きく息を吐く。

館嶋(だけどよ、そういう状況を引っくり返すから面白いんじゃねえか。なあ、仙道さん?)

ニヤリと笑う館嶋。そして、値踏みするように不躾な視線を仙道にぶつける。

仙道(なんだ、この嫌な視線は……)

高頭(館嶋を始めて見たとき、正直、あまり良い選手には見えなかった。猪狩に比べて技術は
   劣るし、翼や清田のような身体能力の高さも感じなかった。まずは何かひとつでも武器を
   見つけないと使い物にならないと思って、何かいいところを探そうと観察した)

高頭監督は入学当時の館嶋のことを思い出す。

高頭(そして、気付かされた。館嶋には武器があった。それもとっておきの……それがあの目だ。
   相手のことを観察し、小さな変化を見逃さず、次の動作を読む力……それが館嶋の武器)

館嶋の気持ち悪い視線をさっさと振り切ろうと仙道が仕掛ける。1歩下がり、一気にスピードで
抜こうとするがその動きに館嶋はついてくる。仙道のスピードは湘北の宮城ほどではないが、
それでも県内ではトップクラスである。館嶋にそれほどのスピードがある訳ではない。それは
仙道のスピードに館嶋がついていっているのではなく、逆に仙道のスピードを館嶋が殺して
いるのである。

仙道(くっ……ことごとく俺の進みたいコースを消される!?まるで全て読みきっているような。
   いや、まさかそんなこと)


0ch BBS 2007-01-24