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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】
[859]TSUBASA DUNK:2009/10/19(月) 20:14:26 ID:jj/9u+Ew
それからの5分がどのように過ぎたか、海南の選手たちは覚えているだろうか?鍛え上げられた
彼らの肉体は、試合時間終了までコート上を走り続けたが、気持ちはすでにそこになかった。
高頭(それも仕方あるまい。誰がアイツらを責められよう?アイツらはまだ高校生なんだ)
部活だからこそ、結果の見えた試合でも最後まで全力を尽くすことに意義があると言われる
こともある。しかし、本来ならば高校生という精神的に最も多感な時期にそれだけのことを
望むのは難しいだろう。絶望感の中を最後まで走り続けたことだけでも厳しい練習の成果が
あったと褒められるべきである。
高頭(この2つの負け……責任は全て私にある。どうやって償う?)
電光掲示板の残り時間が3秒、2秒、1秒と減っていく。そして0になると……
ビーッ!!
あくまで機械的なブザーが、なんの感情もないというように試合終了を告げる。
三井「終わったか。ちっ、海南がまた負けたせいで俺たちが海南を破った驚きが薄れちまった
じゃねえか。なんの勲章にもなりやしねえ。ただ海南が弱かっただけって思われるぜ」
木暮「そう言うな、三井。海南だって頑張ってたじゃないか」
桜木「まあ、凡人がどれだけ努力しようが、しょせん天才には敵わないのだがね。はっはっはっ」
ゴツン!!
赤木「誰が天才だ、増長しおって。バカモンが!!さあ、俺たちもアップにいくぞ」
桜木を怒鳴りながらも赤木の顔はどことなく嬉しそうだった。
赤木(魚住よ、やったな。明日は全国出場を懸けて勝負だ)
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0ch BBS 2007-01-24