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【恋の季節】城山正の挑戦14【故意の季節】


[688]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2009/10/09(金) 01:36:16 ID:kK0pfoFc
マスター「いらっしゃい。悪いがうちは夕方からなんだ」

カウンターの奥でグラスを磨いていたマスターが無愛想に応える。

城山「いや、一杯やるわけじゃなくって……」
マスター「あんたらかい猫を探してる冒険者って言うのは」
ドン「さすが耳が早いな伊達に酒場のマスターをやってるわけじゃないな」
マスター「シュンデーなら奥で飲んでるぜ。もっとももう出来上がってるから話が通じるかわからんがな」
ドン「サンキュー。話すだけ話してみるわ」

軽く手を振ってカウンターから離れるドン。
さすがに専業盗賊だけあって情報収集も堂に入ったものである。

ドン「奥の飲んだくれで間違いないみたいだ。いこうぜ」

親指で奥のテーブルを指すドン。
その指の先にはエールのボトルをだらしなく抱えて椅子の上からずり落ちそうになっているおっさんがいた。

チナ「……とても話が出来る状態には見えませんが」
ズナッフ「水でもぶっかけるかのう」
ドン「まあ見てな」

そういうと一人奥のテーブルに進んでいくとトンっと音を立ててグラスをテーブルに置く。

シュンデー「……ん?おお酒だ酒だ」

その音に反応してシュンデーは目を覚ましグラスを突き出してくる。
そのグラスにドンがエールを注いでやるとシュンデーはそれを一気に飲み干す。

シュンデー「ぷはぁ。この一杯の為に生きてるなぁ」
ピノ「何倍呑んでも同じこと言うよ。きっと」
チナ「しっ!機嫌を損ねると面倒そうです。おとなしく見ていましょう」


0ch BBS 2007-01-24