【恋の季節】城山正の挑戦１４【故意の季節】

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[750]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2009/10/15(木) 00:34:10 ID:XpnHaHa+
美津乃「メルちゃーん。ミャン見つけたよー」

友達を家の外から呼ぶようにメルを呼ぶ。
家の中からバタバタと音が聞こえ、扉が乱暴に開かれメルが飛び出してくる。

美津乃「ほーら。おねえちゃんが見つけてきたよ」
メル「ありがとーおねえちゃん！ミャーン！」

ミャンを見るなりひったくるように奪いぬいぐるみでも扱うかのようにぎゅうと抱きしめる。

ミャン「みゃ……みゃお」

苦しそうな鳴き声を発したミャンであったが力ずくで脱走しない辺りは
メルがまだ力加減の出来ない子供であることを心得ているのだろう。

メル「あ、そうだ。ママー。お姉ちゃん達にお金ー」

報酬の話を思い出しミャンを抱きかかえたまま家の奥へと戻っていくメル」
ほどなくメルの母親が出てくると。

メルママ「このたびはウチの猫を探してくださってありがとうございました。
　　　　　　それもこんなに早く……些少ですが気持ちの分多めに報酬を用意させてもらいました」

そう言ってメルママはガバス硬貨がつまった皮袋を差し出してきた。

美津乃「ありがとうございます。それじゃメルちゃん、ミャンと仲良くね～」
メル「ありがとうおねえちゃん。バイバーイ」

手を振ってメルの家を後にする一行。

ドン「多目の報酬てどれくらいだ？」
ズナッフ「待て待て今数えるぞい」

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0ch BBS 2007-01-24