【恋の季節】城山正の挑戦１４【故意の季節】

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[867]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2009/10/20(火) 23:06:44 ID:M8+Mu1+M
しばしの仮眠。
普段だったらこの辺りで現実へ戻るのだか今回はただ眠りの闇に落ちるだけで世界は捩れたりしなかった。
エニウェアに来訪した直後に分かれたクリスの力が関係しているのかもしれないなと眠りに落ちながら城山は思った。

その頃クリスは――
廃墟を改装したようなモンスターの篭る砦の入り口付近で数多のモンスターと対峙していた。
砦の上部から射掛けられた矢を払い落とすと一声吼える。

クリス「おんどりゃぁっ！ちまちまやっとらんとまとめてかかって来いやぁっ」

両の手に構えた大剣を構えなおしモンスターの群れに向かって跳躍する。

クリス「さっさと道を空けんかいっ！」

剣が閃くとモンスターの群れごと地形を変える様な一撃が叩き込まれる。
着地と同時にもう一振りするとあたりは無人の地となりぺんぺん草一本生えない不毛の地となっていた。

クリス「……さあこれで邪魔をするものは居なくなりました。さっさと中に入らせてもらいましょう」

もうもうと立ち込める土煙を剣圧で制すると背中に大剣を収め、クリスはゆっくりと砦に歩を進めて行った。

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0ch BBS 2007-01-24