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【恋の季節】城山正の挑戦14【故意の季節】
[979]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2009/10/30(金) 00:09:52 ID:hcCUD2qY
女神様外伝〜秋津姫衰弱する〜
現世と常世の狭間で秋津姫は弱っていた。
神代の時代から水神・水戸神(みなとのかみ)としてこの国を守護し、人の世になってからも
南葛市で人の世を眺め、時には手を貸してきていた。
だが、今年になってからどうにも調子がおかしい。
異常気象が続き、春から始まった日照りが秋津姫の神通力の源である湧水の量を減らし、
この所続いていた市内の再開発によって地下水脈が乱れ秋津姫の社まで水が届いていないようだ。
秋津姫「むぅ。まずいのう。このままではわらわの神としての存在自体が干上がってしまう」
社に蓄えられている水源だけでは湧水につながる地下水脈と繋がるのは難しい。
秋津姫「社までどうにか水を持ってくるのじゃ。そうでなければ雨を降らせるのじゃ。
そうすればわらわ自ら水脈を繋げ直すことが出来る。頼むぞよ城山よ……」
だんだんと声が小さくなっていき、やがて聞こえなくなる。
それと反比例するように城山の意識は覚醒して行き、目覚める。
壁にかかっている時計を見れば針は三時半を指している。
まだ初夏にもかかわらず今日も寝苦しい夜だった。
城山「……夢……じゃないよな。最近姿を見せないとは思ってたけど弱ってたのか女神様。
困ってるみたいだし助けてやるか……。
ってオイ!どこに行けばいいんだよ!オレ女神様の住所知らねえぞ!?」
眠ってみればまた会えるかなと、寝床に潜り込んでみたが、次に目が覚めたときは朝食だとオカンが起こしに来ていた。
城山「弱ってたから、そうちょくちょくは夢枕に立てないのかね」
もぐもぐと朝食を咀嚼しながら秋津姫の救出作戦を思案する城山。
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0ch BBS 2007-01-24