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【メディの心は】幻想のポイズン10【カテナチオ】
[597]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2009/09/05(土) 21:34:16 ID:???
>貴様、見ているな!?→ クラブ4 =どう見てもパルスィです本当にありがとうございました
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緑色の瞳を細め、ハンカチを噛み締めて苛立たしげにフィールドに視線を送る少女。
それはかつて、若葉杯でオータムスカイズに辛酸を舐めさせられた妬ましパルパルズのキャプテン。
水橋パルスィその人であった。
彼女は現在、あの時に受けた屈辱を必ずや返してやろうと躍起になり。
嫉妬心を源にして打倒オータムスカイズの為に特訓を続けたり、或いはチームメイトを探したりしている最中。
幸いにしてメンバーも徐々にではあるが集まり、オータムスカイズ打倒も夢ではなくなってきた。
そんな中、ここに来てオータムスカイズがこの大舞台で負けようとしている。
パルスィ「私達が倒すまでに負けてどうするのよ!」
キーッ!とハンカチをガシガシ噛みながら地団太を踏むパルスィ。
その隣ではしっとマスクがただじっと静観をするように腕を組んでフィールドを見つめ。
アリス、ヤマメがパルスィを宥めようと必死に声をかけキスメはおろおろとし、妖夢は疲れきった顔で遠くを見ている。
アリス「いいじゃないパルスィ、別にオータムスカイズが負けたって……。
こういう風になるのを望んでたんでしょう?」
ヤマメ「そうだよパルスィ。 何を怒ってんだい」
パルスィ「私は! "私達"が! オータムスカイズを倒すのが良かったの!
他のチームが倒しちゃったら、意味ないじゃない!」
ヤマメ「……それじゃあ緋想萃夢格闘一派を妬めばいいんじゃないの?」
パルスィ「それとこれとは話が違うわよ! ああ、妬ましい! 私をこんなにまで苛々させるなんてオータムスカイズは本当に妬ましい!」
どうやら橋姫のプライドやらなにやらがあるらしく、パルスィはオータムスカイズが負けるのを望んでいる訳ではないようだ。
妖夢(……ここでオータムスカイズが負けたら、私も解放してもらえるのかなぁ?)
隣で起きている喧騒を無視し、妖夢はただただ遠い目をして虚空を見つめた。
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0ch BBS 2007-01-24