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【ひかぬこびぬ】キャプテン井沢[【かえりみぬ】


[3]キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/08/31(月) 18:24:01 ID:???
前巻までのあらすじ

冷え込んだ1月の人里、永琳がいなくなるとほぼ同時につぶれた永遠亭を持ち直すための薬屋が開かれた。
女が店先の前に立つと、店先は歓声と拍手に包まれた。天才薬師の弟子鈴仙・優曇華院・イナバとニート蓬莱山輝夜
その指が作る薬は人々に愛と希望をもたらす時はある時はあるし、ない時のほうが多いと評判だった。
「こんにちは。蓬莱山輝夜で・・・オアッ」
オゲレッバー!
出し抜けに吐き出されたゲロの威力で今や異物に包まれた優曇華を見つめる客の誰もが
優曇華の死を確信した次の瞬間、黄土色の煙の中から、蓬莱山輝夜の叫びが人里に渦巻いた。
「ギャーギャーさわぐな!これも薬なんだよ!!」
苦情はこなかったけど役人が来て怒られちゃった、と
優曇華はは後に友人深森のウィノアの弟嘆きのヴェルドの友達黄土色のツトムに語っている。
その年の鈴仙・優曇華院・イナバの正月は、いつになく沈んでいた。
見てしまったのだ。何気無くながめていた空の中で、続々と外界に旅立っていく人たちを。永琳を。
元来鈴仙・優曇華院・イナバの外界に対するあこがれには並々ならぬものがあった。
物心ついた頃から外界、外界と言い続け、しまいにはガイカイオーとまで言い出す有様だった。これには部下も困惑した。
「この際外界外界言うのはいい。だからガイカイオーと言うのはやめなさい。」
と諭してみたところ、ガイカイオーと言うのはやめたが外界、外界と言うのには拍車がかかってしまった。
そんな鈴仙・優曇華院・イナバに「外界の荒鷲」の異名がつくのは自然の流れであった。
そんな外界の荒鷲、鈴仙・優曇華院・イナバは部下に言われるまでもなく、春頃からうすうす気付いてはいた。
だが認めたくはなかったし、何かの間違いであるかもしれないと思い、勇気を出して冷え込んだ2月の夜、蓬莱山輝夜の部屋を訪ねた。
「てゐに言われたんだけど・・・私って薬作り下手じゃないよね」
「そんなことで真夜中に起こさないでよこの永遠亭の面汚し!」
丸まった鈴仙・優曇華院・イナバの耳がシュンとしてさらに丸くなった、と
てゐは後に友人鋼の今日子の弟赤のハヤタの友達激昂のアヤトの親戦慄のアナベルグの友達黄土色のツトムに語っている。


0ch BBS 2007-01-24