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1- レス

キャプテン森崎外伝スレ5


[626]タイトル未定:2010/02/12(金) 21:34:56 ID:C6h3c4g2
大前「やばっ! あの声は早瀬さんだ」

比良山「この前にタックルで雪村を吹っ飛ばしたという人か」

落田「あわわ……おっかねえ……」

ぞろぞろと集まってくる上級生たち。
体格も選手としての風格も自分たちより上。そんな集団が目の前に現れたことで、集まった1年生の大半は委縮してしまう。

小豆沢「まあまあ、そう声を張り上げるなよ早瀬。……入部希望者のみんな、よく集まってくれた。
僕は3年の小豆沢。一応キャプテンをやっている。
色々事情があって監督は不在なので、今日のところは僕から挨拶をさせてもらうよ」

モブ1年生A「良かった、キャプテンは優しそうな人だ」

モブ1年生B「いきなり出てきた人は恐そうだったけど、これなら安心かなぁ」

小豆沢「みんなも知っているとは思うが、この鳴紋中学サッカー部は県内屈指の……いや、一二を争う強豪チームだ。
そんなチームでキャプテンを任されたからには、悪いけれど甘い指導は出来ない。
君たちを強くするために心を鬼にして指導させてもらう」

モブ1年生A・B(なにィ!?)

小豆沢「あるいは君たちの中には『サッカーは勝つためのものではなく、楽しむためのもの』という考えている人もいるだろう。
それは確かに正しいことではあるが、この鳴紋中サッカー部に求めていいものではない。
僕らは『強い鳴紋中』を作り上げてきた先輩たちの誇りや、地域の人々の期待を背負ってフィールドに立つことになる。
勝ち続けた人たちの伝統を受け継ぎ、勝利を望む声に応える。それはまだ幼い君たちには辛いことだろう。
だから初めに言っておく。僕の下では、楽しいだけのサッカーは決して出来ない」

小豆沢の口から出た言葉に、新入部員たちがどよめきを起こす。


0ch BBS 2007-01-24