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【恋は】幻想のポイズン13【毒薬】


[824]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/10/04(日) 20:48:17 ID:???
>C.のんびりと楽しくサッカーしていきたいです
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文「……はあ」

反町の言葉に、文は呆れたように溜息を吐く。
新進気鋭のオータムスカイズのキャプテン、反町一樹。
今日初めて接触をしたその少年は、想像以上に能天気で頭が春だった。
のんびりと楽しくサッカーをしたい、など……とてつもなくつまらないコメントである。
というかそもそも、蒲公英杯で準優勝までしかチームの目標や指針というのが。
"勝つ"より"楽しむ"を優先するチームなのだとすれば。
そのチームに負けた"勝つ"事を第一としているチームの感情は一体どうなるだろうか。
まあ知ったこっちゃないな、と思いつつ。
もう一度内心で溜息を吐いた後、文はコロッとその表情を愛想笑いに変えて口を開く。

文「あー……まあ、とにかく取材はこれで終了です。お疲れ様でした。
  ではでは、私は今から記事を書きに戻りますのでこれにて失礼!
  明日の朝には皆様のご自宅にもお届けしますので、楽しみにしていてください! それでは!」

それだけを言い終えると、文はバサリとその背中に生えていた翼を大きく広げ。
ミスティアの屋台から一気に飛び去り、妖怪の山方面へと消えていった。
思わずその速度に唖然としていた反町だったが……。
とにもかくにもインタビューという大仕事を為し終え、ふへえと肩の力を抜く。

にとり「お疲れさん……よく答えてくれたよ。
    あの天狗様は私や椛の上の人でね……断られると、ちょっと私達の立場が危うい」
反町「いや……まあ、こういう事もチームのキャプテンとしてしないといけないしな。
   あれでにとりの顔を潰す事が無かったんなら、よかったよ」


0ch BBS 2007-01-24