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1- レス

【目指せ】キャプテン松山15【SSP】


[290]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/06(火) 00:08:57 ID:???

A とりあえず酒の返礼をする



霊夢「光の話って何?」

そう次げた後、霊夢は言葉を待ってるみたいだったが
松山はテーブルに寄ってから、まだ中身の残る酒瓶を手にし……また元の場所へ戻る。
そこで霊夢も、ははーんという表情で、空の杯を持ち直したりした。

松山「(誰かに酒を注ぐ……経験あるようでなかったような)」

実家でも、酒を呑む親を見る機会はあったが、何しろ松山はまだ中学生の身だ。
未成年者飲酒禁止法もない、この幻想郷でなければ……
生真面目に過ごしてきた松山には、高校に進学しようとも酒と接する機会になど先ず恵まれなかっただろう。
そんな未成年の戸惑いが、幻想郷に暮らす巫女に伝わる筈もなく、怪訝な顔をされて急かされる。

霊夢「何ぎくしゃくしてるの? ほら注いでくれるんでしょ?」
松山「う、うん、それじゃ……まず一献(でいいんだよね)」

松山にとって酌など初めてに等しく、ぎこちない手つきで、空になってる霊夢の杯をいっぱいにする。
当然直ぐに飲むと思いきや、肝心の霊夢は透明な酒をじっと見つめながら動きを止めていた。
松山には見通せないが、霊夢の様子に気付いた魔理沙は、それがある種の名残惜しさを感じているのだと見抜いた。



0ch BBS 2007-01-24