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1- レス

【目指せ】キャプテン松山15【SSP】


[848]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/22(木) 23:59:04 ID:???

A やはり自分の身が大事だ


しばらく悩んだ末、松山はシャンハイに同行を頼むことに決めた。
幻想郷で暮らして一ヶ月とはいえ、過ごした殆どは山の上の守矢神社だ。
例えば……紫に教えられた夜雀など、松山の知らない妖怪と遭遇した場合、何か起こるかわからない。備えは必要だ。

松山「荷物は……念のためダンボールごと押入れに押し込んでおこうっと」

コルネットの倉庫の場所が分かってれば、そちらを利用させてもらう考えもあったかもしれないが。
それは言っても詮無いこと。松山は押入れの襖を閉じると、後は盗難に遭わないことを願ってシャンハイと退出した。
勿論。特に貴重な品を入れてるバッグは持っていくことにした。

シャンハイ「光様。バッグをお持ちします」
松山「いや、いいよこれくらい平気だし。それよりボディガードをお願いしたいし」

やんわり断ってシャンハイを見ると、白く輝く槍と盾を装備しており、姿は以前より格段に頼もしく見えていた。
希少な金属・ミスリルで拵えた武具の放つ威光というべきだろうか?
今は遠い山の向こうのにとりの顔をつい浮かべてしまいつつ、松山は玄関で靴を履くと外へ出た。

松山「そうだ。履物も考えないと。土間用に庭用……もう買う物多すぎだよなあ」

財布のがま口を開くと、中には36710円。
それなりに頼もしい。だが、生活に必要な物を買い揃えるには不十分。そんな金額だ。
ざっざっと、松山はシャンハイからぼんやり漏れる魔力光を頼りにあぜ道を進む。

松山「とにかく急ごう。人里まで何事もないといいんだけど……」



0ch BBS 2007-01-24