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【女難】ファイアーモリブレム11【僧難】


[281]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/11/04(水) 10:22:44 ID:???
>C「そ、そんな馬鹿な…あのオグマが…まさか、そんな…」(呆然と嘆き悲しむ)

森崎は胸が張り裂けそうだった。声を大にして泣き叫んだくなってしまいそうだった。
オグマとはもう短い付き合いの間柄では無い。戦闘でもサッカーでもプライベートでも
気心の知れる仲間として一緒に戦ってきた『相棒』と言っても良い存在だった。

オグマのために、高価な贈り物をしたこともある。
オグマのために、勝負を諦めなかったこともある。
オグマのために、トラウマを克服しようとした。

オグマのために…自分は単独行動を許した。だがその結果は最悪なものとなって森崎の下へ帰ってきた。

森崎「嘘だ…し、信じられるか…オグマが…あのオグマがあんな奴らに…やられるわけ………っ!!」

まただ。ハーディンのときもロジャーのときも。俺は無力だ。誰も守ることはできないのか。
涙がこぼれそうになるのを我慢するのが精一杯だった。大声で泣けば少しは気も晴れるだろうか。
だが、今それをしてしまっては今度はカシムたちも危険な目にあわせてしまうことになる。

森崎はただ、呆然と嘆き悲しむことしかできなかった。
それを側で見ていたカシムもまた、そんな森崎にどう言葉をかけていいものかと悩むことしかできなかった。

カシム「(森崎君…辛いよね。悲しいよね。でも、こんな状況じゃ泣くことすら許してもらえない…)」

森崎のために自分には何ができるだろうか?命の恩人が、一番大事な親友が目の前で心の悲鳴をあげているのだ。
もしも自分が森崎のように強ければ、今すぐ敵軍の前に踊りでであっという間になぎ倒し
森崎が安心して泣いても良い場所を作ることくらいはできるのに。

カシム「僕が…もっと、もっと強ければ…オグマさんのようにもっと強ければ…もっと森崎君の助けになる力があれば!!」

カッ!

そのとき。カシムは自分の中で、何かが目覚めたような気がした。


0ch BBS 2007-01-24