【綺麗な花には】幻想のポイズン16【毒がある】

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[357]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2009/10/25(日) 21:40:13 ID:???
それを察知したのか、レティは幽香を叱り付けるのをそこまでにすると咄嗟に反転し反町達に向き直り。
すぐさま幽香の頭を押し付け、哀願するかのように反町に向けて頼み込む。

レティ「ごめんなさい、本当にごめんなさい！　ちょっとこいつ、テンション上がっておかしくなってるのよ！」
幽香「誰がおかしくなってるって……ちょっと、離しなさい！」
レティ「おぐふっ！？」

レティの鳩尾に鉄拳を一発落とすと同時、レティの束縛から逃れ乱れた髪を直す幽香。
一方で腹部に強烈なものを貰ったレティは苦しそうに呻きつつ、ギンと幽香をにらみつける。
一気に室内の温度が２０℃ほど下がったような気がする。

レティ「ゲホッゲホッ……とにかく、誤解しないで頂戴……さっきまでのこいつの返答は殆どジョークなのよ！
　　　　……ちゃんとこいつも良識はあるし、常識はあるし、理性もあるし、取って食ったりはしないから……。
　　　　どうか、私達をチームに入れてくれないかしら？」
幽香「…………」
レティ「…………」
幽香「……よろしく、頼むわ」

頭を下げ、懇願するレティ。
未だ憮然としていた幽香だが、レティに睨まれてこちらもまた頭を下げ……。
それに習ってリリーホワイト、リリーブラックも頭を下げる。
恐らくはこれ以上幽香に話をさせては問題があるだろうと考え、レティは早々に契約したいと判断したのだろう。
頭を下げられた一同は思わず息を飲んで幽香を見つめるが……すぐに揃って小声で会議を始める。

前次写

0ch BBS 2007-01-24