※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【綺麗な花には】幻想のポイズン16【毒がある】


[978]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/10/30(金) 18:46:52 ID:???
一方、そんな次の大会――竹林カップを目指して練習に励むチームとは別に。
その次、そしてさらにその次の大会を見据えて動く者がいた。
その者の名は八雲紫――そう、佐野満を拉致した張本人である。
彼女は今、自分の屋敷で藍が出て行ったのを確認した後、改めて隙間の中から佐野を呼び出して対面をしていた。

佐野「うううう……怖い怖い怖い怖い。 目が襲ってくる……!!」
紫「あら……半日以上スキマの中に入れておいたのはマズかったかしら?」

異次元に半日も置かれて、軽くトラウマになっている佐野。
そんな佐野を楽しそうに眺めつつ、紫はそっとお茶を出しいつか反町を呼び出した時と同じようにその口を開いた。

紫「さて、佐野満君。 この幻想郷についてはそれなりにはわかってくれたかしら?」
佐野「嫌という程わかった……。 だからもう本当、スキマは勘弁してくれ……いや、下さい」
紫「ふむ……。 では、今度は別の質問。 あなたと反町君の実力の差については?」
佐野「……ああ、それもわかったよ。 そりゃ俺もボールキープ以外はそんなに自信ある方じゃないけど。
   それでもあそこまで実力差があるとは思わなかったよ」

パチュリーに呼び出された後、反町とやったほんの少しだけの勝負。
その勝負の結果は、佐野にとってはかなり意外なものだった。
反町といえば、可も無く不可も無く。平均的な能力が売りのFWだったはず。
ボールキープに特化した自分が、まさか反町からボールを奪われ、更にはそのボールを取り返せないとは思ってもいなかった。

紫「これは単に、彼がこの幻想郷でそれだけの実力をつけたという事。 あなたの努力次第では、この差を埋める事も可能よ」
佐野「……マジで?」
紫「マジで。 そこで一つ提案があります。 その提案とは……」


0ch BBS 2007-01-24