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【神の山から】キャプテン松山16【人の里へ】


[510]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/14(土) 22:50:51 ID:???

B 霊夢をスカウトにきた


松山「俺がチームに誘いにきたのは……霊夢さんです」
幽香「……」

松山の返事を聞いた幽香は、無言で縁側へ寄る。
そのまま腰掛けると、傘を脇に置いてから、一瞬懐かしむような目をして語りはじめた。

幽香「この前のこと、覚えてる?」
松山「前? さっき会ったこと……じゃないですよね」
幽香「当たり前じゃない。貴方の肩に紅葉が張り付いた時のことよ」

当人からその話をされるとは思わず、頬が強張った。
渋い顔で頷くと、幽香はレアかもしれない神妙な表情で頷き返して、話を進行させる。

幽香「あの時は血気に逸ったことをお詫びするわ。
    しかし博麗霊夢と霧雨魔理沙。私が彼女達についてで語った言葉に虚偽はない。
    幻想郷のサッカーで紛れも無く"主役"を演じていたコンビ。いいえ、今も、かしら?
    率直に言って……当時の貴方は、あの二人を差し置けるキャプテンの器にはとても見えなかったわね」
松山「俺は……張子の虎と言いたいんですか?」

声に険が混じってしまうが、松山は謝罪はせず幽香の次の言葉を待つ。
しかし期待する答えは返らなかった。会話の流れを完全に無視して、別のところへ話を飛ばす。

幽香「話は変わるけど」
松山「いや変えないでくださいよ!?」
幽香「話は変わるけど、貴方は素直に目的を聞かせてくれた。そのお礼で、私も誰が目当てか教えてあげるわ」

聞きたくないかしら? と問われ、それにも否定はできず。さりとて肯定もできずに松山はただ黙って首を横に振る。
その表情を見てサドッ気が窺える笑顔を浮かべて、幽香は足を組みなおすと、目的について話した。



0ch BBS 2007-01-24