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【神の山から】キャプテン松山16【人の里へ】


[650]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/17(火) 20:50:17 ID:???

グルメタートル玄爺 →  クラブA
クラブA→ 「このあらいを作ったのは誰じゃー!」



松山が蓋を開けると、宵闇パックの中の料理は、見事に調理されたスズキのあらいだった。
海のない幻想郷でどのように材料調達したのか、調理師が腕を磨いたか不明だが、松山は細かいことは後回しにした。
玄爺が食べやすいように、気をつけて地面に置くと、玄爺は器用に刺身をぱくっと口にする。

玄爺「むぐ……もぐ。…………。」
松山「(よかったこれで空腹も解消されて話が……ん……?)」

空腹な筈だし、勢いつけて食べるのではと予想してたが……
一切れ食した後、玄爺は黙りこくって宵闇パックを凝視する。
心なしか、空腹を訴えてた先ほどより全身小刻みに揺れ動いてるように見える。まるで噴火前の火山のように。
一拍後。澄み渡る晴れた空の下に、亀の雄たけびが響きわたった。

玄爺 「このあらいを作ったのは誰じゃああああ――――!!?」

松山「ええ――――――!!?」

予想だにできない苛烈すぎる反応と叫び声に、わけもわからず目を剥く松山。
だが、彼のすぐ隣にいた霊夢は、それもあるだろうと予想してた様子で、掌を額に添えて溜息をこぼしている。
枝の上で、化生が徘徊してないか監視してた萃香が、鼓膜押さえてどさんと草むらに落っこちる音が聴こえた。



0ch BBS 2007-01-24