※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【神の山から】キャプテン松山16【人の里へ】


[651]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/17(火) 20:53:06 ID:???

玄爺「若造めが! きさまには料理をする資格なぞないわい!」
松山「い、いや、俺料理人じゃなくて! 普通のサッカー……」
玄爺「え〜い黙って年寄りの話は聞かん渇!!」

ぺっぺと唾を飛ばしながら荒れ狂う玄爺は、あろうことか宵闇パックを両前足で松山の足元へ投げ飛ばしてきた。
さすがに松山もムッと感情尖らせて、またあらいが勿体無いとか文句を言おうとしたが、先に霊夢が

霊夢「玄爺! 何勿体無いことしてんのよ!?」
玄爺「渇ーっ! 嘆かわしいですぞご主人様! 料理の良し悪しの判らぬ男子を選ぶ程見る目が養われてないとは!」
霊夢「はぁ……?」

きついジト目になって、狼藉に怒る霊夢が、雰囲気が一変した玄爺と、鬩ぎ合う眼光で火花を飛ばし合う。
しかしやはり髭が白くなる程老いても、捕まえられた身であっても、玄爺は従者は従者と立場を弁えていた。
霊夢に畏まると、その隣で、足場が崩れたのではと錯覚する位の急転直下展開に、半自失してた松山に話を向ける。

玄爺「名はなんじゃ? ふむ松山というのじゃな。ではこのあらいを買ったのは何処の店じゃ!?
    ヤニの匂いを素材へ移す料理人なぞ、神仙術を操り至高の味を追及するこのわし自ら叩き直してやるわい!」

もし宵闇精肉店を目の当たりにさせれば、即座かちこみしそうな血走った眼つきで、玄爺が騒ぎ続ける。
先程感じた、気持ちを押し付けてくれる不思議な眼は、遠い日の幻の様に、イメージ上からも消え失せてしまった。
途方にくれた松山は、フリーズしそうな頭の働きを無理に再開させて、現状をまとめ考える。

松山「(つまり……俺が選ばなきゃならないのは、玄爺さんに宵闇精肉店を教えてあらいの調理法を伝授させるか
    あるいは玄爺さんの言い分放置して、宵闇精肉店にトラブルが降りかからないようにするか……だな。
    フライハイトなら兎も角、俺が足突っ込める程容易い問題じゃなさそうだ……)」



0ch BBS 2007-01-24