※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【神の山から】キャプテン松山16【人の里へ】


[681]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/17(火) 23:44:09 ID:???

どう出る霊夢 →  ダイヤ9
ダイヤ→ 神社に戻ってから話がある……?
どう出る萃香 →  クラブ8
ハート・スペード・クラブ→ 手荒く励ましてくれた


霊夢に話しかけられても、松山は耳に届いてないのか、ただひたすら池を見つめていた。
大暴れした玄爺は池の底へ沈められたみたいで……
波紋一つない池は静かに、松山の自嘲と傷心を含めた視線を吸い込む様に受け入れている。

霊夢「(……)」

松山の背中を無言で見る霊夢は、以前にもこんなことがあったのを思い出した。
初めて会った時の松山は、湖の前でしゃがみ込んで……ぼろぼろ涙が流れるのを止められずにいた。
まだ一ヶ月前に過ぎないが、こうして比すると、松山も同じ位置にはおらず成長したということだろう。
珍しく感慨にふける霊夢。その横を走り抜けた萃香が、松山の腕を両手で強く引っ張った。

萃香「何だい何だい辛気くさい顔して!
    一度や二度の勧誘失敗したことなんて、酒呑んで一晩寝りゃ明日には吹き飛んでるって!」

こうした雰囲気を嫌う萃香が、物言わぬ松山を池前から無理に引っ張っていく。
それに気付いた霊夢は、あの時の早苗が立案した励まし方は、軽く頭を振って締め出して、後を追い歩きだした。
もう一度後ろから見ると、松山は気丈に表面的だけでも立て直した様子で、ぎこちなく笑いながら萃香と喋っていた。
無理が見え見えの顔を覗きつつ、霊夢もまた、ある決心せざるを得なくなった。



0ch BBS 2007-01-24