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【神の山から】キャプテン松山16【人の里へ】


[835]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/20(金) 18:32:19 ID:???

霊夢「もうすぐ日も落ちるから光はさっさと帰れ!」
松山「あ、あぁそうだな。じゃ、今日はほんとにありがとう!」

松山は、霊夢のいきなりの剣幕に理解が追いつかないまま、首傾げ礼だけ残して西にある家へ向かい歩き出した。
その小さくなる後姿を見ながら、霊夢はある種の違和感を覚える。
無意識なまま、自然に扱ってる能力の中の一つ、霊視力で、遠くの少年にさっきまでと差異が生じてるのに気付いた。

霊夢「憑き物が増えてる……? はぁっ、やれやれ」

松山の向かった先から、結界の綻びを察知して、何事もなかったと判断したがそれは誤りだったらしい。
毎日が厄介事と隣り合わせな少年に悪態を吐きつつも、霊夢は萃香に何事かを指示した。

萃香「私を過保護とか抜かすわりにゃ面倒見いいねえ。おっと恐い顔しなくてもやるってば」

萃香は笑って応じて、以前スタジアムで松山を見送った時と同じく、萃香は自分の右手を散らして霧に変えた。
霧は夕日の下、萃香の意思で自在に動いて、家路についた松山を追跡していく。
こうして、一人立ちした松山光の博麗神社訪問は、騒動を山のように積み上げたが無事……?に終わりを迎えた。


*霊夢の好感度が上がりました
*萃香の好感度が下がりました



0ch BBS 2007-01-24