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【外来人の】幻想のポイズン17【バーゲンセールだな】


[328]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/11/01(日) 22:31:29 ID:???
妹紅の言い分も、反町にはわかる……ような気もする。
あくまでも妹紅の気持ちがわかるのは、同じ不老不死になった人物だけだ。
だから、妹紅の気持ちを反町が完全に理解するなど不可能なのだが……。
それでも、反町はあえて言う。

反町「忘れるって、そりゃ、俺だってガキの頃の友達とか忘れますよ。
   一日、考えない事だって十分にある。 顔だって、思い出せません。
   でも、何かをしたな……ってのは、思い出せます」
妹紅「たかだか10年そこらの話だろ、そいつは」
反町「そうです。 それでもたかだか10年でも、忘れることはあるんです。
   でも、今は違いますよ。 今の事は忘れません……俺は、それでいいと思います」

子供の頃、仲の良い友人だった人物が死んだ。或いは、転校をした。
当然ながらそうなった時、自分は大きくショックを受け、落ち込み、思い出を持って慰めるだろう。
親友が、恋人が、家族が死に至り自分は残る。今の反町には経験の無い事だが、当然、ショックは大きいと想像出来る。
そしてそれを忘れるという事に、自分が罪悪感を感じないといえば当然嘘になるだろうが……。

反町「忘れていいと思います。 ……忘れて、普通です。
   昔を忘れて、今の友人を大切にする。 そして今の友人がいなくなって、ショックを受けても。
   そこにはまた、新しい友人がいる。 ……ちょっと言い方は悪いかもしれないですけど、それでいいと思うんです」

いつまでも同じ人物を思う事が出来ないというのは、人間であれば当然だ。
だから、それは仕方の無い事なのだ……と、割り切るしかない。
少なくとも、反町はそう考える。


0ch BBS 2007-01-24