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【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】


[607]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:20:11 ID:???
翼はふうと息を吐くと、昂った感情を落ち着けてから言葉を続ける。

翼「本当は、俺にとって一番楽しみだったのが石崎くんとの対戦だったんだ」

石崎「えっ?」

翼「俺が南葛でサッカーを始められたのも、続けられたのも石崎くんがいたからだと思ってる。
  だから、石崎くんに今の俺を見てほしかった。お互いに全力でプレーして、この3年間、
  どんな練習をしてきたか、どれだけ成長したかを確かめ合いたかった」

再び感情が溢れてきたのだろう、翼の目からは今にも涙がこぼれそうになっていた。

翼「でも、石崎くんは俺にその機会をくれなかった。全力で戦うことを拒み、俺を憐れむような
  目で見下して……俺の努力を否定した!」

石崎「違う!違うよ……俺は翼と戦うなんて嫌なんだ」

翼「それが見下しているんじゃないか。俺を馬鹿にしているんだ」

石崎「違うってば。怪我とか関係なく、俺にとって翼はサッカー選手として憧れてて、大切な
   仲間だから戦えないんだよ」

翼「石崎くんは、俺に勝ちたいって気持ちはないのかい?憧れているなら俺を超えたいって
  気持はないのかよ!?」

石崎「え……翼を超える?」

石崎にとってそれは今まで考えたこともない発想だった。しかし、口にしたことでその感情が
一気に燃え上がる。精神的に幼いところもあったが、石崎もまた生粋のアスリートなのである。


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0ch BBS 2007-01-24