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【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】


[631]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:05:47 ID:???
浦辺「そんな単純なトリックだったのかよ!?」

パスを受けてはDFに囲まれてつぶされた浦辺が叫ぶ。岬の解説にさらに付け加えるなら手や
足と同じように、目にも利き目というものがあり、それがパスを出す判断に影響していた。
また、一番いい位置にパスを出せる彼らのコントロールの良さがパスコースを読みやすくして
いたこともDFがボールを奪いにいくことを助けていた。

岬「でも、単純すぎて最初はそんなの作戦だと考えなかったからね」

中山「俺たちがパスを出す瞬間には守備は全員がサイドに寄っていた。逆サイドの山森がフリーに
   なることを恐れずに。かなり勇気がいるぜ」

岬「自信があったのもあるんだろうけど、そこまで賭けに出ないと互角には戦えないと思った
  んだろうね」

滝「でも、見事に賭けに勝って、同点のまま後半戦に入られちまったな」

高杉「でも、前半の途中からはこっちが攻めて、向こうはずっと防戦一方だったぜ」

岬「いちばん怖いのはそこだよ。こちらがどれだけ攻めてもゴールを割れない。消極的な試合に
  客席からブーイングをされても心を乱さない。それだけの覚悟と決意があるってことさ」

中山「翼は恐ろしいチームを作り上げたもんだ」

翼の執念、そしてそんな彼がサッカー選手として致命的な傷を負っていることを考え、控え室の
中が静まり返る。そして、誰もが心の中で考える。そこまでしてサッカーがしたい翼。そんな
翼に本当に勝ってもいいのだろうか?いや、勝てるのだろうか?


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0ch BBS 2007-01-24