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1- レス

【仕事好き】キャプテンオブ裏方【地味だけど】


[223]南野衿人君:2009/12/06(日) 21:22:55 ID:riQAR6P6
>>220-222
いやいや、実はクラブAさえ引かなければ何らかのプラスは確定だったんです。お気になさらず。
まあ、その辺りはここから登場人物たちに語って貰いましょうか。


さあ、ここは山場です!→  クラブ6
>クラブ→「いや、治療を優先すべきだ。マネージャーに病院まで送らせる」

監督も、南野のチームへの情熱は痛いほどわかっている。
わかっているからこそ、怪我をした南野をマネージャーとして残すことに許可を出したのだ。
が、その情熱が過ぎるが故に南野は怪我をしたのであり、そしてまた腰を痛めたのだ。
そういった経緯を、古尾谷監督はよく熟知していた。
また、グラウンドに怪我人を置いておくことによる、選手達への悪影響も監督は危惧していた。
実際、二人への視線がアップ中の選手達から届いているのは、確認しなくてもわかっていた。
従って、ここで監督は南野に対して、鬼にならなければいけなかったのだ。

古尾谷「…いや、ここにいてもお前に出来ることはない。
    お前が今すべきなのは、腰の不安をなくすことだ」
南野「…………」

厳しい宣告に、黙って俯く南野。これを予想できていた監督は、更に言葉を続ける。

古尾谷「大会まではまだ時間がある。その時に必ずお前の力が必要になる。
    だから、今すべきことを間違えるな」

南野が顔を上げる。その視線を敢えて無視して、監督は女子マネージャーを呼んだ。
女子マネージャーAが駆けつける。

古尾谷「済まないが、南野を病院へ連れて行ってくれ」

それだけ告げると、監督はそのままグラウンドへ向かって行った。
その背中には、厳しさと優しさの両方がにじみ出ている――ように南野には見えた。


0ch BBS 2007-01-24