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【仕事好き】キャプテンオブ裏方【地味だけど】


[29]南野衿人君:2009/11/23(月) 00:33:20 ID:DiBYT+go
南野「(練習前に必要な準備、か…)」

女子マネ達からの練習前の説明を反芻している南野に、話し掛けたのは森崎だった。

森崎「おっ、南野か。丁度良い、グラウンドの石ころを拾っているところなんだが…手伝えよ」

と呼び掛ける森崎は、どうも話をしたがっているように見える。
断る道理もない南野は、早速グラウンドに出た。

森崎「…この石ころってのが厄介なんだよな。大したことなさそうで、意外と怪我の元になりやすいし」
南野「特にキーパーにとっては大事だよな。飛んだり跳ねたりするから、石があったら痛いの何のって」
森崎「その痛みを感じなくなるまでになったら達人の域なんだがな。

   それはともかく、マネージャーの仕事には慣れたか?」
南野「ああ、まあまあかな…でも、まだ何をしたらいいのか分からないところもあるし」
森崎「まあ、そうだろうな。さっきは女子と一緒に仕事をしていたが、
   南野にはそれ以外にもやって欲しいことがあるからな」
南野「…」
森崎「例えば、今やっているようなグラウンド整備。これも練習前の仕事としては大事なことだ。
   この間の練習試合でも、お前が積極的に動くから皆が動いてくれるし」
南野「ああ、まあ…」
森崎「それだけじゃない。俺達選手のウォーミングアップに付き合うことも必要だ。
   ストレッチの手伝いとか、パスやキャッチングの基礎練習とか、手伝いが必要な練習もあるしな。
   意外と相手が捉まらないタイミングってあるから、そういうときにいてくれると助かる」
南野「…まあ、俺くらいでいいのならそれでも…」
森崎「なに、そんなに深く考えることはない。俺達は身体を温められればそれで良いんだから。
   それに、コミュニケーションを取る良い機会だから、むしろ積極的に活用してもいいだろう」
南野「成程…そういうこともあるか。考えておくよ」

両手一杯に小石を拾い終えたところで、南野は立ち上がり、森崎に礼を言った。


0ch BBS 2007-01-24