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1- レス

【仕事好き】キャプテンオブ裏方【地味だけど】


[853]南野衿人君@出先:2010/02/12(金) 18:33:05 ID:v4JLHNu6
いいか、期待を裏切るなよ、絶対だぞ→  ダイヤ5
>それ以外→な、なんでわざわざこんな所に!

古尾谷「片桐さん!片桐さんじゃありませんか!?」

監督が素っ頓狂な声を上げて深々とお辞儀する。それを制する、片桐と呼ばれたグラサンの男。

片桐「いやいや、古尾谷さん、今は試合中ですからどうぞお気になさらず」
古尾谷「いや、しかし…」
片桐「まあまあ、何でしたら試合を見ながら話をしましょうか」

片桐はそう言いながら、さりげなく監督の側に腰を下ろした。
控え選手や女子マネ達は「(誰?この人)」と思いながらも、あまり深く考えないことにした。
試合に出ている選手達は、ベンチでの出来事には気付いていない。
そして、南野は――スコアブックの記録に夢中で、まるで気付いていなかった。

古尾谷「――ところで、今日はどうされたんですか?わざわざ練習試合を見に来るとか、らしくないような」
片桐「まあ、南葛中はいい選手が一杯いますからね。仕上がり具合を一応観察しに来たのと、
   あと、大友中の方も少し見に行っていたんだすよ」
古尾谷「…ああ、なるほど」

納得したように頷く監督。監督としては、片桐の本命がむしろ大友中の選手たちであると推察していた。ところが。

片桐「いや、実は本筋はそこではないんです。私はこういう立場ですから、色んな噂や情報も入り易くてですね」
古尾谷「…?」
片桐「聞きましたよ。
  『今年の南葛中は、県No.2候補の大友中が束になっても倒せないGKがベンチ入りできないほど層が厚い』
   ――と」
古尾谷「!?!?」

片桐から聞いた噂に目を丸くする監督。
どうやら、南野の件が、尾ひれが付いて広まっていたらしい。てか付きすぎだそれ。


0ch BBS 2007-01-24