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【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】


[225]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/26(木) 21:42:22 ID:???

幽香「エリーは合格ね。安心して守りを任せられそうだわ。……くるみは?」

さっきまで精を出してた筈の吸血少女が、あちこち見回せど何故か姿が見えない。
首をかしげ幽香が見つけたくるみは、隅で、喉の渇きを覚えて特製熟れたリンゴ色のドリンクにストローで吸っていた。
それ自体は咎める気は起こさず、幽香も休憩がてら軽く話しでもしようかなんて気軽に歩み寄ったところで……
悲劇は起きた。

メイド「そっちーボールいったよ注意してー!」
くるみ「え」

メイド達のせりあいで舞い上がったボールが、くるみの丁度手元に向かい落ちてきた。
虚をつかれて、くるみは避けることができず、ドリンクを跳ね飛ばされてしまう。

くるみ「ああ〜まだ残って……た……のに……」

言葉は、急速に発生するアルティメットサディステックフィールド内で、朝露のごとく消え去った。
赤い鬼がいる。顔中を鮮やかに真紅に染めた、緑髪のデーモンがこれ以上ない程極上の笑顔でにこにこ笑っている。
くるみは知っている。彼女がこうして笑うのは、屠る獲物へ手向けとしての意味も含めてることを。
いつの間にか、メイド達の掛け声も、ボールを蹴る音も止まっていた。くるみは雲一つない青空を見上げて述懐した。

くるみ「わぁ……お空が真っ青……幽香様、顔真っ赤……」


*夢幻館(幽香チーム)からくるみが長期離脱しました。



0ch BBS 2007-01-24