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【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】


[300]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/11/28(土) 23:25:24 ID:???

霊夢「……」
松山「……」
霊夢「幽香と戦うとか、そういう目的意識ちょっとでもあるなら、今から言うことよく叩きこんどきなさい。
    これ言ったって光が有利になるとかじゃない。諦めさせる為に話したげる」

霊夢は一旦、言葉を切って、松山の熱が過ぎ去り、冷静さが戻るのを確認してから話を再開させた。

霊夢「風見幽香。
    魔理沙みたいなアイテムもなしに魔砲を撃てる魔力に、身体能力を併せ持つ化け物。
    アイツを戦ってどうこうするなんて、幻想郷中の花を残らず根絶やせる位の力が要るわね。
    それと、アイツ本人は滅多にアテにしないけど、人望あるから慕う人妖がそれなりに居る。
    敵対するなら背後にも気をつけないと駄目ね。急に鎌とか飛んでくるかもしれない」

霊夢の説明には偽りなく、どこまでも重なる人間の自分と、妖怪の風見幽香の差が知らされただけだった。
ギリ、と松山は血が滲むって位に下唇を噛んだ。

松山「それじゃ、力が弱い人は泣き寝入りするしかないってのか!!?」
霊夢「落ち着けっつーの。そのためのスペルカードよ。
    その剣幕だと光は幽香と何かあったみたいだけど、話と都合によっちゃ私が出てって成敗しても……」

面倒くさがりな霊夢としては、破格の申し出。だけど松山の煮え湯を前にしたかのような表情を見て、途中で切れた。
どうもこの様子だと、自分にも多少は関わる事だと霊夢は察知する。
胡乱げな眼差しになり、面倒という二文字が頭を埋めるが、代わって出た言葉はそれまでより熱が篭もっていた。
ピッと人差し指をたてて、少し勿体ぶった……見る人が見れば、お姉さんぶった説明をはじめた。



0ch BBS 2007-01-24