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【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】


[435]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/12/01(火) 23:09:33 ID:???

松山「……………………」
猿山「その……べ、弁償と修繕とどちらがお望みで?」

やっと猿山の口から、待ち望んだ発言が出てきた。
我意原のように壺を投げ割りたい気持ちで一杯ながら、松山は修繕をと告げて、この場は即刻退去だけ言い渡した。

猿山「分かりました。さっそく今日の夜更けから修繕作業にかからせてもらいますね。
    先生、話が綺麗に纏まりましたし帰りましょう」
我意原「うむ。若者よ。この度は面倒をかけたな。今度機会があれば陶芸家・我意原の門を訪ねてくるがよい!
     壁は猿山達に修繕させるが、代わりの壺も用意せねばならんしな! うわっはっはっはーーーーー!!!」
猿山「よかったですね切れやすい人! 先生の作品なんて早々手に入るもんじゃりませんよ!?」

口を開けば新たな怒号が飛び出しそうだったので、松山は語らず応えずに喧しい陶芸家師弟を見送った。
お屋敷に立ち入って、塩撒かれたりしたが、今はとてもその気持ちがわかった松山光は新たな来客の気配を察した。
配送員がやってきたのだ。料金を渡して、荷物が全て無事届いたのを確認。塩も買っておけばよかったとプチ後悔。
部屋に行灯を設置したり、布団を押入れに仕舞ったりして、やっと生活の基盤も整ったのを感じて一息ついた。

松山「時間は4時を回ったな。今から出歩くより今日はもう休むか……」

夕食のトンカツを食べて、悪戦苦闘しながら風呂を沸かして、蒸し暑い夏の汗を流す。
こうして新たな出会いや新たなメンバーを迎えた新チーム・トラウム・アドラーズのキャプテンはゆっくり体を休めた。
なんて甘い話はない。その日は夜通しで、壁の修繕作業が行われてるため、ろくに寝られる環境ではなくなっていた。

松山「(……木槌の音とか五月蝿い……補修するなら静かにやってくれ……寝られん……)」



0ch BBS 2007-01-24