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【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】


[469]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/12/02(水) 23:39:20 ID:???

A 変なことって何?


松山「待ってくれってば! 変なことって……何か気になるじゃないか!」

背中を向けて、いつも彼女の背中を目で足で追いかけてばかりだと独りごちながら、制止の声を上げる。
一瞬足が止まったのを見て、疑問をぶつけると、霊夢は玄関に再度入ろうとはせず、松山に外へ出るよう手招きした。

霊夢「私が言うより、外出てみなさい。一目瞭然だから」

わけもわからぬまま、靴を履いて外へ出てみる。
横の霊夢は無言で空を見上げている。黒曜石の輝きを持つ瞳の色が赤みがかっていた。
一体空に何かあるのかと松山も首を動かすと、空一面が緋色の雲で覆われていた。

松山「え……?」

目を瞬かせて、擦ってみても、雲の色に変化はない。
夕焼けでもなく朱に染まってる光景は、幻想的を通り越して災いの予兆を知らせるかのように不気味に映った。

霊夢「あの雲が出来上がった頃から、亡霊が突然迷い出てくるわ神社に雪降るわ……
    萃香も昨日からいないし……おかしな事が始まりそうな予感がするなぁ」

二人で同じように空を見上げながらも、松山は富良野でも目にしない異常気象を前に呆然と立ち竦んでいた。
そんな折に、松山の肩から全身から何かが流れ出てきた。
湧き出る雲と同じ緋色の何か。それに霊夢より早く気付いた松山は、瞠目して忙しなく全身に異常がないか確かめる。

松山「(あ、れ? 血!? 血が出てる! ……いや血じゃないなこれ。緋色の……霧?)」



0ch BBS 2007-01-24