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【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】


[496]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/12/03(木) 16:56:22 ID:???

C 雪


はらり。

松山「え」

緋色の霧が昇っていくのを眺めて……とくに異常もないかと首が疲れたので見上げるのを止めると……
髪に冷たい何か触れた気がして、やや乱暴に掬うみたいに撫でて、何かと手のひらに目を落とす。

松山「ゑ」

見飽きた白いものが付着していた。しかも後から後から空から舞い落ちてくる。
なっ、と横の霊夢が息を呑むのがわかった。足元を囲うように地面が白く染まっていく。

松山「ゆ、雪!? 待て! だって、今7月で……」
霊夢「……寒! 夏なのにどこでも雪見なんて冗談じゃないわ! とっとと止みなさいよ!」

腋の露出した薄着姿の霊夢が、寒さに文句を言うのと同時。彼女の躯からも緋霧が発生し……
途端に雪は降り止んで、雲間から元の暑い夏の日差しが還ってきた。
周辺覆ってた頭上の緋色雲も散って消えて……快晴の日差しの下で、微量の雪はすぐに溶けて水溜りになった。

松山「一体どうなってるんだよこれ……雪国でもないのに」
霊夢「だから言ったでしょ。変なことが起こってるって。
   また雪が降るかもしれないし、もっとおかしな事起こるかもしれないから用心したほうがいいわね」
松山「そ、そうだな。(参ったな。こんな異常気象が続くと、勧誘とか出回るのも難儀しそうだぞ……)」

雪がこれからも続くと決まったわけではないが、雪駄も必要かもしれないと、また出資がかさみそうで苦く嘆息する。
元通りの蒸し暑さに今は安堵を覚えながら、霊夢に目を向けると、他に異常な点がないかと玄関前に留まっていた。

松山「(唐突に雪降られても困ったろうし、今解って良かったな。 ……もうちょっと話す時間ありそうだけど……)」



0ch BBS 2007-01-24