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【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】


[654]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/12/06(日) 21:45:06 ID:???

私こそが我意原門下の弟子! →  ダイヤQ
ダイヤ10以上→ ??? 「罠道を邁進すること。それが貴方の積める善行です」


じっとりと、熱気を含んだ夏風が吹いた。
だが松山と我意原の周辺を覆う冷たい沈黙は吹き飛ばせない。奇妙な沈黙に松山は首を傾げた。

松山「(……ん? 俺もしかして不味いこと聞いたのかな?)」

我意原の沈黙の意味を考えてその結論に到達した己を、気配りできるなぁなんて自画自賛しつつ……
質問を取り下げようとした所で、誰かがひょっこりと門を通過して、松山と我意原と三角形を結ぶ位置で立ち止まった。

???「我意原さん、近くを通ったので様子を見にきましたよ。
   ……珍しいですね。この道場に客が訪れるとは」

話しかけてきたのは、以前試合で審判を務めてた少女。
その姿を認めた途端、我意原の目が心から敬服するかの様にただ無垢に染まる。
まなざしを向けられた。視線を上から下へと流す、ただそれだけで松山の姿ならず人生全てを見透かされたかのようで。
少女の唇が、菩薩に近い笑みを象る。

???「イーグルスのキャプテンですね。お初に……と言いましょう。
   ――成る程。この道場に教えを請うと。ならば私の弟弟子とも言えます。ね? 我意原さん」
我意原「はは、勿体無いお言葉ですな……」
松山「(な、何だ!? 俺弟子入りのことなんて喋ってないぞ!? 一体この子は……)」

尊大だった我意原の変貌振り、全ての外装虚飾を剥ぎ取る様な清らかすぎる場の雰囲気に戸惑う松山。
そこで少女が(一瞬帽子がずり落ちかけたのを素知らぬ顔して)自己紹介をした。

四季映姫「私は四季映姫。是非曲直庁で裁判長をしています。
      ここで逢えたのも何かの縁。私の話を聞いていきませんか?」
松山「(何か……居心地が悪い。……どう答えるのが最善なんだ?)」



0ch BBS 2007-01-24