【孫康映雪】キャプテン松山17【思わぬ壁】

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[913]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2009/12/13(日) 22:46:52 ID:???

>>912やっとですな！

我意原リターンズ　→　ダイヤK
ダイヤ・ハート→ 顔に叩かれた痕が残る我意原老人だ！

道場まで来る間も、手がかりや聞き込みをしながら四半刻かけて……

松山「ごめんくださ～い」

道場内での最初の一声は、どこからも反応が返らず、松山は首を傾げて、次いで「たのもー」とか言ってみた。
しかし静まり返ったまま。もしや茶室で今なお説教が繰り広げられてるのではと危惧した時、言い争う声が聴こえた。

我意原「知らぬものは知らぬ！だいたい何じゃ貴様亀の分際でワシを人里の我意原と知っての振る舞いか！？」
玄爺「え～い！良いからこのメンチカツを食ってみい！さすればこちらの言いたいことも解る筈じゃ！」

老いてなお甲高く荒々しく言い争う二つの声。
そのどちらもが聞き及んだ声であることにぎょっとして、まさかと思いつつ松山は争う声の元へ向かう。

我意原「何じゃその池底に落とされたようなメンチカツは！？そんなものを食えとはワシを馬鹿にしとるな！？
　　　　猿山！早ようこの痴れ亀を門の外へ放り出さんか！？」
猿山「……ぶつぶつ……十王の裁きが……ごにょごにょ……」

案の定、松山の眼前では我意原と……ついに発見した玄爺が歩み寄る気など欠片も見当たらない舌戦を展開していた。
ちなみに猿山は、石灯籠のそばで両膝抱えて震えつつ何か吐いている。気力を根こそぎ奪われてるかのようだ。

松山「……は！い、今だ！今が捕縛のチャンスだ！だけどどうやって！？」

前次写

0ch BBS 2007-01-24