【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】

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[161]2 ◆vD5srW.8hU ：2009/12/06(日) 00:24:33 ID:ZHmoapP6
翌朝、いよいよ全日本ユースの練習が始まった。

見上「今日はボールを使った練習はしない（モチベーションを高める為にもな）。
ランニングで始め、その後室内の水泳とストレッチで念入りに体を解す。
冬場の冷気を侮れば肉離れなどで体を痛めてしまう。午後から好きにする為にも真面目にやれよ」

全日本メンバー『はい！』

住友「私が自転車で先導するぞ。ついてこーい」

そして森崎が違和感を抱くまで時間はかからなかった。

森崎「（ん～？）」

ザッザッザッザッ…

森崎自身はランニングは得意でも不得意でもない。ＧＫとは思えない程ドリブルの上手い彼も
足の速さや持久力自体は日本代表としては平均よりやや上と言った程度である。
よってこのランニングでは中間よりやや前の方で軽く流しながら走っていたのだが…

森崎「（なんか皆、キレが無いって言うか動きが鈍いな…初日だからか？）」

パルメイラスでの練習経験が長い森崎から見てみると、全日本ユースのメンバーの動きは
特に疲れている様子も無いのに何処か重たく精彩に欠ける物に見えたのだ。

森崎「（一体これは…）」

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