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【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】
[237]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/07(月) 22:56:05 ID:f3gj0Krn
その後の昼食は異様なムードに包まれていた。大抵の選手がほとんど口を開かず、
特に森崎、日向、若島津の3人とは目を会わせようともしなかったのだ。
当の日向は食堂に姿を現さず、若島津も反町や沢田と離れ一人機械的に箸を動かすだけだった。
一方森崎は塞ぎこんでいない数少ない例外の一人、三杉と席を共にしていた。
三杉「大活躍だったじゃないか。ブラジル留学は大成功だったみたいだね」
森崎「ガツガツ…ぷはっ。お前の言葉は皮肉かどうか分かり難いぞ」
三杉「それは失礼。でもこれは掛け値無しの賞賛さ。昔の君はセービングは超一流だったが
それ以外は弱点が多かったからね。今の君なら若島津に全面的に勝っている」
森崎「そうかい。だけどよ、それで恨みを買っちまうんじゃやってられないぜ」
グルリと首を回し食堂の顔ぶれを見渡す森崎。彼の視線に気付いた者は皆目を逸らしたり
愛想笑いを浮かべたりするだけで、友好的な視線を返したのは葵と岬だけだった。
特に中山は最初から遠くの席で背を向けており、森崎は一抹の寂しさを感じずには居られなかった。
三杉「皆君にどう接すれば良いか分からないんだよ。君の実力を妬むのは非生産的だと
分からない者は居ない。だけどもう君と対等で話せる自信が無いんだろう。
ただでさえ君はそう簡単に仲良くなれるタイプじゃないからね」
森崎「お前が言うかって気もするが…そんなに気難しいイメージあるのか、俺?」
三杉「気難しい、と言うよりは扱い難いだね。何時変な事をするか分からないし」
森崎「チェッ…ガツガツガツ」
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0ch BBS 2007-01-24