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【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】
[439]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/12/19(土) 22:05:42 ID:2qvOeyPT
予想外の方向に話が進んで行き素っ頓狂な声を上げる葵。ここで畳み掛ける様に今度は新田が口を開いた。
新田「葵、お前キャプテン経験あるか?」
葵「へ?あ、うん、中学三年の時だけ…」
新田「じゃあ…レギュラーを決める時とか、スタメンを決める時とか、歯向かわれた事はあるか?」
葵「ええと…不満そうな顔をされたり、ちょっと文句を言われる事はあったけど、すぐに納得してもらえたよ」
山森「…南葛とは大違いだな。俺がキャプテンをやっていた時は何時も悩まされていたよ」
葵「そりゃあ、天下の南葛だから凄い選手ばっかりで悩むだろうけど…」
山森「凄い選手って、それだけプライドも高いんだよ。俺も含めてな」
新田「それでもキャプテンはスタメンを決めなきゃいけない。使い物にならない奴は切って捨てるしかない。
問題を起こした奴はそれでも使うか出番を取り上げるか難しい判断を迫られる」
山森「選手同士での争いが絶対起きないチームなんて無いよ。チームが強ければ強い程、な」
葵「(強いチームとそのキャプテン…そういえばあの時…)」
〜回想シーン〜
葵は過去一度だけ森崎率いる南葛中と戦った事がある。
それは彼が中学二年生の時行われた東海地区サッカーフェスティバルでの出来事。
当時日本最強の名を欲しいままにし全国V3を狙っていた南葛中が招待され
地元の中原中が親善試合を行ったのだ。
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0ch BBS 2007-01-24