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【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】


[503]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/22(火) 15:34:05 ID:TzHxxsxt
競技場を超満員にしようと詰め掛ける観客の表情は明るかった。
誰にも注目されず煙草を吸っていた片桐がげんなりしてしまう程に。

片桐「(観客は気楽で羨ましい…世界の壁はそう簡単に乗り越えられる物ではない。
この大会日本が優勝出来る確率は4割程か?下手したら初戦敗退も十分有り得る。
その場合スポンサー達と日本サッカー協会に言い訳をする身にもなって欲しい物だ。
しかも勝ったら勝ったで別の問題が発生するしな…)」

賀茂「おう、片桐。それ今日何本目だ?」

片桐「まだ3本目ですよ」

悩み多き片桐に声をかけたのは人ごみからふいに現れた賀茂だった。
かつての日本代表選手同士がタバコを分け合い、これからの試練の時を憂いため息をつきあう。

片桐「それで、何人居ました?」

賀茂「結構居たぜェ〜。双眼鏡を合わせてやるから自分で見ろや。まずはここだ」

片桐「どれどれ…」

片桐は賀茂が三脚に固定した双眼鏡を覗き込んだ。彼の視界に
いかにも気が荒らそうなボサボサの髪型の大柄な男と、それよりはやや細身な
スポーツ刈りの男の姿が映る。共に外見は二十歳前の東洋人だ。

片桐「韓国ユースのチャ・インチョンとイ・ヨンウンですね。やはり来ていましたか」

賀茂「確か二人ともブンデスリーガのどっかのクラブのユースチームに所属しているFWだったよな?」

片桐「はい。チャがボルシアMG、イがシュトゥットガルドに所属しています。過去に若林からゴールを
奪った事もあります。とは言えここ数ヶ月は他のチーム同様若林に零封されている様ですが…」


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