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【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】
[66]2 ◆vD5srW.8hU
:2009/11/30(月) 16:41:56 ID:pjTM9gq0
日向「バカかてめえは?なんで勝てるなんて思ったんだ?」
中山「なんだと…」
皮肉にも彼の迷いを断ち切りに歩み寄ったのは他の誰でもない日向だった。
疲労に足を震わせては居るが、その堂々とした振る舞いは勝者の物以外の何物でもない。
中山が手と膝を地に着きながら見上げているのとは真に対照的である。
日向「日本一になって森崎に追いつきたい?胸を張ってあいつと共に戦いたい?
要するにてめえは森崎に勝つつもりも無い負け犬なんだろうが。最初からな!」
中山「な…!」
日向「俺は誰かに負けを認める位なら死んだ方がマシだ。日本一?
そんなモノは森崎をブッ倒してから世界一になる前の前菜に過ぎねえんだよ」
ガクリ…
日向「何時までもそうやってレベルの低い場所で這いつくばっていろ。
心配しなくて世界一にはなれるだろうよ…俺に敗れた森崎の金魚のフンとしてな!
クククク…フフハハ…ハァーーーーーッハッハッハッハッハァ!!」
ザッザッザッザッ…
日向は言いたい放題にしてから立ち去っていった。中山はそれを見上げる事すら出来なかった。
衝撃が、後悔が、葛藤が、そして恐怖が彼の全身から力と言う力全てを奪い取っていた。
首が重く上がらない。口はくっついて開かない。肩と脚はもう自分の物に思えない。
彼は今涙はおろか言葉の一つも吐き出せない、際限なく落ち続ける絶望の暗闇に囚われていた。
中山「(………俺はこの3年間、何をやっていたんだ………)」
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0ch BBS 2007-01-24