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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[110]キャプ森ロワ:2010/01/11(月) 22:54:40 ID:2Zm2DNSY
>>108 いつもありがとうございます。

>>109 申し訳ない…焦らしているつもりはないんですが予想以上にここのシーンがてこずってます…
もう少し進めばもうちょっとスムーズに進むと思うんですが…


闇から開放された森崎は目の前に広がる光景は先程見ていたジョアン達の世界での最後のシーン。
翼とアルシオンの激突。そしてそこからまるでビデオテープの再生を巻き戻すかのように時が遡って行く。

「いくぞ〜!!」

強烈なデジャウを感じながら森崎の目に飛び込んできたのは元気のいい声を上げながら、今まさに少年が大きな屋敷に
サッカーボールを蹴ろうとしているシーン。ボールを蹴っているのは翼少年。ボールの向かう先は若林邸。

森崎「な、なんだよこれは…さっき見た奴と同じじゃねぇのか?」
ジョアンの言葉を信じるならば今見ている光景は最初に見た世界と異なるはずである。しかしそれがどういうわけか
最初に見た世界と全く同じ始まり。そしてその後の展開も最初見た世界と全く同じ流れをなぞる。

森崎「オイオイ…別の世界を見せるって言っておきながら最初の奴と全く一緒じゃねぇか?あのジジイ…ボケたか?」
そこで森崎が出した結論はジョアンのミス。森崎の思考は至極真っ当で違うものを見せると言われて同じものを見せられれば
誰しもそう思うであろう。しかし目の前の光景を見つめる森崎の心は最初の世界を見ていたときよりもざわめいていた。
それが何を示すのかは森崎も分からない。ただいつだったかジョアンが森崎に言った、

『わし達とお前はいわば“同じ存在”じゃからな…』
その言葉だけが胸にずっと響いていた。


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