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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[143]キャプ森ロワ:2010/01/24(日) 00:35:47 ID:???
カミーユ「確かに貴方方の身に起こったことは理不尽ですよ…だからそれに対して復讐と言うのは良く分かる話です…
だけどその為に大勢の人達が犠牲になるなんて間違ってる!貴方方がやっている事は、今さっき貴方が批判した事
そのものじゃないですか!それも自分達だけじゃなく周りまで巻き込んで世界の乗っ取りなんて…
それこそ貴方方のエゴですよ!」

アルシオン「…ならばお前は俺達は黙って滅びろと…そう言うのか?」
激しく糾弾を続けるカミーユにジョアンの後ろにずっと無言控えていたアルシオンが口調を荒げ反論する。
その瞳はどこか排他的感情が混じっていた。どうせお前たちには分かるまいと。

カミーユ「それはいきなり仕掛けてきたお前達が言っていい台詞じゃないよ!こんな方法を取った時点で
お前たちはもう被害者じゃなく加害者なんだ!…だったら…」
その瞳に含まれた感情を敏感に感じ取ったカミーユは更に激昂し言葉を重ねようとするところを
後ろからヤンが肩を優しく叩く。

ヤン「残念だがいくら言っても君の気持ち、言葉は彼らには届かないよ…」

カミーユ「提督…でも…」

ヤン「ああ…無論私たちにとってみればいい迷惑でしかないさ…だがねカミーユ。彼らは個人の自由と権利と言うものを
理不尽に失った…それを奪い返すために行動を起こすと言うのは人間としては至極当然の事なんだよ。
だが勿論それを盾にして何をしても良いと言うわけではない。君の言うとおりこんな他人の犠牲を
強いる方法を選び、人間に許されている対話という事を行使しない時点で彼らはもう引き返せないところまで来ているのさ」
ヤンの言葉を聞いた後もジョアン達は無言だった。ヤンの言うとおり、もはや言葉で語る事は無いという
意思の表れなのだろう。


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0ch BBS 2007-01-24