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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[484]キャプ森ロワ:2010/02/26(金) 11:38:50 ID:y/9Om3b2
そして動けないバラモス達の間をカミーユはドリブルで駆け、ダークスターズで残るはゴールを守るゾーマのみとなった。
ゴール前で超然と構えるゾーマ。しかしその表情は今までと違い怒りに歪んでいる。

ゾーマ「何故だ?…貴様から複数の人間共の思念を感じる…そしてその感情は怒り、哀しみといった負の感情…
なれば我が糧となるはずが…何故こうも不愉快に感じる?」

今のカミーユから感じるのは複数の意思の力。それも数人程度ではない。そしてそのどれもがゾーマに対して負の感情を
送り込んでいる。本来であれば絶望を啜り、憎しみを喰らい、悲しみの涙で喉を潤すゾーマにとっては極上の糧となるはずが、
全て不愉快でしかない。だからこそゾーマは目の前の少年に問う。その力の根源は何なのだと。

カミーユ「分かるまい!人を家畜のように扱い弄ぶ貴様には…この俺の体を通して出る力が!!」

しかしその問いをカミーユは撥ね付ける。その声はカミーユが発しているのにそうではないような声だった。
その声が更にゾーマを不愉快にさせる。

ゾーマ「体を通して出る力?…ふふふ…ふはははは!!これは片腹痛い!…よもやそんな実体の無い物で
この大魔王ゾーマに届くと思うてか!!」

だからこそゾーマは嗤った。人を人とも思わぬゾーマにしてみればカミーユの放つ光は絶対に理解出来ない力。
いや絶対に認められない力だったから。そしてそのゾーマに向かってカミーユは駆ける。

カミーユ「俺の体を…みんなに貸すぞ!!」


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