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1- レス

【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】


[502]キャプ森ロワ:2010/03/07(日) 00:21:49 ID:ZN0CHWcY
ゾーマ「…フン…寧ろこちらの方だ…何かをされたのは…」

アルス「何だと!?それはどういう……」

そのゾーマの言葉にアルスはある事に気が付きハッとする。

アルス「闇の衣が……消えている?……まさか!?」

そう。今のゾーマがその身に纏うのは漆黒の闇の衣ではなく、橙色の衣であった。そしてゾーマの言い分だとその闇の衣を
剥いだのはカミーユという事は明白だった。そしてその答えを肯定するかのようにゾーマは歪んだ笑みを見せ、

ゾーマ「そうだアルスよ!…どうやらその小僧の感応力は常人より異常に発達しているみたいだな…その力でそやつは
我が闇に触れ…確かにわしから闇の衣を剥いだ…だがその結果…己自身の感応力の高さが仇となってその精神は
逆に闇に食らい尽くされた…もはやその小僧は物言わぬ生ける屍と言ったところだ。それはそうだろう…わが闇を
人間風情が扱いきれるものではないからな……わはははははは!!」

オールスターズに再び蔓延する怒り、哀しみといった負の感情を感じ取り満足そうに嘲笑するゾーマ。

ゾーマの言うとおりこの惨状を招いたのは皮肉にもカミーユが己のニュータイプ能力を正しく発動させた結果である。
カミーユの極限まで肥大したニュータイプ能力は死者の意思すらとも交感を可能としており、それ故にゾーマの闇の本質にすら
共感でき、だからこそ闇の衣を剥ぐことが出来たのだが、言ってみればゾーマの闇はありとあらゆる負の感情の集合体であり、
カミーユはそれすらも自らの精神に取り込んでしまった。その悪意の塊とも言うべき闇は、人という器の精神では到底
耐えられる物ではない…それでなくてもカミーユの精神は肥大し続けるニュータイプ能力に加え、生者、死者の区別すら付けず
交感するという常軌を逸した超常現象を巻き起こし、自らを追い詰め続けていた。それらの要素が全て重なった時…
もはやカミーユ・ビダンという人物の精神は壊れるという選択肢しか残されていなかった。


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0ch BBS 2007-01-24